アルファードは、日本の中古車市場でもっとも値落ちしにくい国産車のひとつです。ただ2026年に入ってから、その常識が少しずつ変わってきています。
長く続いた受注停止が解除され、増産が進んだことで、これまで新車価格を上回っていた一部グレードの相場が下を向き始めています。「まだ高いうちに手放すか」「もう少し乗ってから考えるか」——この判断を分けるのは、年式やグレードよりも『今の相場がどちらを向いているか』です。
この記事では、神戸・大阪・徳島・愛知で中古車の販売・買取・整備・海外輸出をワンストップで手がけるワンゼットが、アルファード30系・40系の買取相場を年式×グレード別に整理します。査定の現場で実際に何を見ているかも、合わせて書いています。
1. その査定額が妥当かどうかを、自分で判断するために
個別の金額を見る前に、アルファードの相場が何で動いているかを押さえておきましょう。ここが分かっていると、提示された査定額が妥当かどうかを自分で判断できます。
1-1. 年間8万台超が、指名で買われている
自販連(日本自動車販売協会連合会)の車名別新車販売ランキングでは、アルファードは2025年(暦年)で乗用車7位・86,959台、2025年度(2025年4月〜2026年3月)でも8位・81,357台。売れ筋が550万〜900万円という価格帯でこの台数は、正直かなり異例です。新車で指名して買う人が多い車は、中古でも指名で探されます。これが買取価格の下支えになっています。
1-2. 海外に出す先がある
2025年の中古車輸出は約170万台(前年比9.1%増)で、3年連続の過去最高。輸出先はアラブ首長国連邦(UAE)が前年比11.7%増の252,637台で2年連続の首位、タンザニアが同53.8%増の117,489台と急伸しています。
アルファードは中東や東南アジアで「日本のショーファーカー」として定着しています。国内の小売相場だけを見ている業者と、輸出まで見ている業者とで金額が割れるのは、このためです。
1-3. 新車が、普通に買えるようになった
40系は2023年6月の発売直後から予約が殺到し、2024年初頭に受注停止となりました。その後トヨタが生産を段階的に増やし、2026年4月にはほぼ全グレードで通常受注に戻りました。2026年6月3日には一部改良モデルも出ています。
新車が普通に買えるようになると、「納車を待てない人が中古を高値で買う」という流れが消えます。40系の平均売却予想額は、2024年1〜3月期をピークにゆるやかに下がり続けています。
2. 40系アルファード(2023年6月〜)|買取相場早見表
現行40系は、ガソリン(AGH40W/AGH45W)とハイブリッド(AAHH40W/AAHH45W)で相場の動き方が異なります。残価率で見るとガソリンの「Z」が強く、ハイブリッドの「Z」は新車価格が高いぶん率では見劣りします。エグゼクティブラウンジは、率ではなく金額が突出するタイプです。
| 年式(経過年) | グレード | 買取相場の目安 | 残価率の目安 |
|---|---|---|---|
| 2026年式(当年) | Z(2.5Lガソリン) | 580〜640万円 | 105%前後 |
| 2025年式(1年落ち) | Z(2.5Lガソリン) | 555〜610万円 | 103%前後 |
| 2023〜24年式(2〜3年落ち) | Z(2.5Lガソリン) | 500〜555万円 | 95〜101% |
| 2026年式(当年) | ハイブリッドZ(2.5L HEV) | 580〜630万円 | 93%前後 |
| 2025年式(1年落ち) | ハイブリッドZ(2.5L HEV) | 550〜595万円 | 90%前後 |
| 2023〜24年式(2〜3年落ち) | ハイブリッドZ(2.5L HEV) | 510〜560万円 | 85〜88% |
| 2023〜25年式 | エグゼクティブラウンジ(HEV) | 780〜950万円 | 80〜90% |
※金額は税込・調査時点の目安。走行距離は年間1万km前後を標準とした場合の水準です。 業界専門メディアの業者オークション集計(2026年6月〜7月時点)をもとに幅を持たせて記載。
3年落ち(2023年式)で見ると、ガソリン「Z」の平均売却予想額が約543万円で残価率101%、ハイブリッド「Z」が約546万円で残価率88%です。率だけ見るとガソリンの勝ちですが、これは新車価格の差がそのまま分母の差になっているだけです。実際に振り込まれる金額は、ハイブリッドのほうが金額が大きくなるケースが多いです。査定額を比べるときは、率ではなく金額を見てください。
2-1. 2026年に入ってからの下落ペース
2026年6月20日時点の集計では、主力の1〜2年落ちガソリン車が前回比で約6〜8万円、ハイブリッドの1年落ちが約18万円下がっています。月に数万円から十数万円というペースは、「半年様子を見ると20万〜50万円変わる」ということです。数年以内に手放すつもりがあるなら、迷っている段階で一度査定を取っておいたほうがいいでしょう。
3. 30系アルファード(2015年1月〜2023年)買取相場早見表
30系は2015年1月に登場し、2017年12月のマイナーチェンジで後期型(30系後期)となりました。40系の新車価格が高止まりしているため、「40系は手が届かないから、程度のいい30系後期を」という買い替えが続いています。後期ガソリンの相場が底堅いのは、これが理由です。一方でハイブリッドは中東情勢や為替に振られやすく、時期による幅が大きくなります。
| 年式(経過年) | タイプ | 買取相場の目安 | コメント |
|---|---|---|---|
| 2021〜22年式(4〜5年落ち) | 30系後期 2.5S Cパッケージ | 330〜400万円 | 後期・低走行は依然として高値圏 |
| 2018〜20年式(6〜8年落ち) | 30系後期 2.5S/SA | 230〜330万円 | 装備差より走行距離とサンルーフの有無で差 |
| 2018〜22年式 | 30系後期 HV SR Cパッケージ | 300〜430万円 | 4WD・7人乗りは加点されやすい |
| 2015〜17年式(9〜11年落ち) | 30系前期 2.5S/350S | 130〜230万円 | 輸出向けの引き合いが下支え |
| 2015〜17年式 | 30系前期 HV G/SR | 160〜260万円 | 駆動用バッテリーの状態で幅が出る |
※金額は税込・調査時点の目安。走行距離は年間1万km前後を標準とした場合の水準です。
参考までに、ワンゼット東神戸のカーセンサー在庫には2.5S Cパッケージの30系アルファードが支払総額309.9万円(本体292.3万円)で掲載されています(2026年8月時点)。同じ車が店頭でいくらで売られているかを見てもらえれば、こちらが出した買取額が妥当かどうかも判断しやすいはずです。
4. 査定額を左右するグレード・装備・カラー
アルファードは「同じ年式・同じ走行距離でも100万円以上差が付く」ことがある車です。どこで差が付くかのポイントを紹介します。
4-1. プラス評価されやすい装備
- ツインムーンルーフ(サンルーフ):アルファードで最も差が出る装備。国内・輸出ともに指名が入ります。
- エグゼクティブラウンジ/エグゼクティブパワーシート:後席の格が上がるため、絶対額が大きく変わります。
- JBLプレミアムサウンドシステム+後席ディスプレイ:ファミリー・送迎需要の双方で加点。
- デジタルインナーミラー/パノラミックビューモニター:40系では標準化が進み差は縮小、30系では明確な加点要素です。
- モデリスタ/TRDの純正系エアロ:純正オプション扱いのため減点になりにくく、輸出でも評価されます。
- 4WD:降雪地・輸出先の路面事情の双方で需要があり、FFより高く評価される傾向があります。
4-2. ボディカラーの序列
アルファードは色による相場差がはっきり出る車種です。ホワイトパールクリスタルシャイン(白パール)とブラックの2色が突出して強く、次いでプレシャスレオブロンド系。それ以外は、同条件でも数十万円単位で評価が下がることがあります。買うときに「白か黒を選ぶ」ことが、そのまま数年後の売却額に直結します。
4-3. 走行距離は、3万km・5万km・10万kmの手前で
査定では年間1万km前後が標準的な走行距離です。実務上は3万km・5万km・10万kmが区切りになりやすく、超える手前が有利になります。ただアルファードは輸出需要があるので、10万kmを超えても値が付かなくなることはまずありません。過走行を理由に二束三文と言われたら、輸出ルートを持つ業者で取り直す価値があります。
5. 盗難リスクと保管状況が査定に与える影響
日本損害保険協会の第27回自動車盗難事故実態調査では、車名別の盗難台数でランドクルーザーが825件で5年連続ワースト1、アルファードが2位となっています。盗まれるほど海外で欲しがられている、ということでもありますが、オーナーからすればただのリスクです。
- 屋内・シャッター付き車庫での保管、CANインベーダー対策の追加セキュリティは、車両保険料と盗難リスクの両面で有利です。
- 純正キーが2本揃っていること、取扱説明書・整備記録簿が残っていることは、査定時の加点材料になります。
- 盗難歴・被害歴のある車両は履歴が残るため、隠さず申告してください。申告しないと契約後の減額トラブルにつながります。
6. アルファードの“売り時”を決める4つのサイン
- 新車の受注・納期が正常化したとき:中古のプレミアムが剥がれます。40系は2026年にこの局面へ入りました。
- 3月末が近づいたとき:自動車税種別割は4月1日時点の所有者に課税されます。3月中の名義変更完了で翌年度分を回避できます。
- 走行距離が大台に近づいたとき:5万km・10万kmを超える直前が有利です。
- 改良・モデルチェンジの情報が出たとき:新型情報が出ると現行の中古相場は先回りして動きます。
逆に、待ったほうがいい時期もあります。1〜3月と9月は中古車需要のピークで、販売店が在庫を積むぶん買取価格も上がります。急ぎでなければ、ここに合わせるのも手です。
7. ワンゼットのアルファード買取が強い理由
ワンゼット(運営:株式会社ラングローブ)は、神戸・大阪・徳島・愛知・滋賀・神奈川で中古車販売・買取・車検・整備・鈑金塗装をワンストップで手がける自動車販売グループです。中核店舗のワンゼット東神戸(神戸市東灘区深江浜町125)は「セダン・ミニバン専門店」で、クラウン・マジェスタ・マークX・レクサスIS/GS/LS・スカイライン・フーガ・アルファード・ヴェルファイア・エルグランドといった上質車を軸に在庫を構成しています(カーセンサー掲載在庫187台、クチコミ総合評価4.9点/1859件・2026年8月時点)。
アルファードに関する当社の強みは、次の3つの点です。
①「最も高く売れる売り先」を選んでから金額を提示
全国130会場のオークション相場と海外の引き合いを両方見たうえで、「最も高く売れる売り先」を選び金額を提示します。
②国内相場を超える金額になる場合も
マレーシアの提携バイヤーへ直接取引ルートがあります。そのため、海外で需要が高い車種は国内相場を超える金額になる場合もあります。
③自社小売もしているからこそ、買取価格に反映できる
自社の店頭で売れる車はオークションに流さないぶん、買取価格に反映できます。
《安心ポイント》
・出張査定無料・名義変更無料代行。書類が揃えば即日〜翌営業日のお支払いにも対応します。
・やり取りはメールで完結。営業電話がかかってくる心配はありません。
・整備工場・鈑金塗装工場を併設。売却後の代車や、乗り換え車両の納車前整備(法定12ヶ月点検30項目)まで自社で完結します。
対応エリアは神戸(東神戸/鈴蘭台/大久保/宝塚)、大阪(箕面)、徳島(徳島/Jeep徳島)、愛知(春日井・小牧)、滋賀(FIAT/ABARTH滋賀)、神奈川(Jeep小田原)。地域相場と海外需要の両面から、できるかぎり高い評価をお出しします。
8. よくある質問(FAQ)
Q. 40系アルファードは今すぐ売るべきですか?
A. 「数年以内に手放す予定がある」なら早めの査定がおすすめです。2026年は受注が正常化し相場が調整に入っており、1回の集計で1〜2年落ちガソリンが約6〜8万円、ハイブリッドの1年落ちが約18万円下がった月もあります。もちろん、長く乗り続ける前提なら、相場の上下を気にする必要はありません。
Q. 30系はもう値が付きませんか?
A. そんなことはありません。40系の新車価格が高いぶん、程度のよい30系後期の需要が続いています。さらに海外輸出の引き合いもあるため、10万km超・前期型でも値が付くケースは多いです。
Q. ディーラー下取りと買取専門店ではどのくらい違いますか?
A. 車種と時期によりますが、アルファードのように輸出需要のある車ほど差が出ます。下取りは新車の値引きと合算して提示されることが多く、車そのものがいくらと評価されたのかが見えません。先に買取額を把握してから商談に臨むだけで、手元に残る金額が変わります。
Q. サンルーフなしだと、大きく下がりますか?
A. ツインムーンルーフはアルファードで最も差の出る装備のひとつで、条件次第では数十万円の開きが出ます。ただし、なし車が売れないわけではありません。カラー・グレード・整備記録で挽回できます。
Q. エグゼクティブラウンジは高く売れますか?
A. 金額は突出します。ただ新車価格も高いので、残価率という指標では標準グレードに見劣りすることがあります。率ではなく、手元に残る金額で比べてください。
Q. 査定額はどのくらいの期間有効ですか?
A. 一般的には提示から1週間程度が目安です。中古車オークションの成約単価は月次で動いており、2026年に入ってからは輸出需要と在庫確保の動きで過去最高水準の更新が続いていると報じられています。相場が動くときほど、査定は「売ると決めたタイミング」で取り直すのが確実です。
Q. ローンが残っていても売却できますか?
A. 売却できます。買取額でローンを完済し、差額を受け取る(不足する場合は精算する)のが一般的な流れです。ワンゼットでは残債の確認から所有権解除・名義変更まで無料で代行します。
Q. 出張査定のエリアはどこまでですか?
A. 兵庫・大阪・徳島・愛知・滋賀・神奈川を中心に対応しています。エリア外でもご相談ください。
9. まとめ|アルファードは“相場の向き”で売り時が決まる
アルファードは年間8万台超の指名買いと、170万台規模まで拡大した中古車輸出に支えられている車です。国産車のなかでも、特に値落ちしにくい1台と言えます。ただし2026年は、受注正常化と増産によって40系の相場が下を向き始めた年でもあります。
今見るべきは、以下の4点です。
①新車の供給状況、②3月末の税制の節目、③走行距離の大台、④モデルチェンジ情報
これらを押さえたうえで、国内小売・オークション・海外輸出を比較できる業者に査定を出す。これがアルファードで損をしないための最短ルートです。まずはお問い合わせフォームから、今の愛車がどの位置にいるか確認してみてください。
※この記事の相場・残価率は、業界専門メディアが公開している業者オークション実績や中古車情報サイトの掲載価格をもとにした調査時点の目安です。実際の査定額は、グレード・ボディカラー・装備・修復歴・整備記録・地域需要・為替や海外需要の変動によって上下します。正確な金額は個別査定でご確認ください。